リウマチ

リウマチと白血球タイプ

誰でもなってしまう可能性があると言う、リウマチ、この病気の名前はほど
んどの方がご存知だと思います。いろいろな病気の原因が解明されている現
代の医療は、日々、進化していますが、残念ながらリウマチについてはまだ
まだわかっていないそうです。
リウマチになってしまう直接の原因と、遺伝について、現在の進んだ医療で
も、決定的なことはまだわかっていません。ですが、関節リウマチは、白血
球のタイプと関係していることが1970 年に判明しています。
これは、リウマチになってしまう可能性、イコール、リウマチのリスク要因
について研究した結果です。白血球のタイプで、ある遺伝子因子を持つ人が、
リウマチにかかりやすいという傾向があることがわかりました。
白血球タイプと言われても、みなさんは聞きなれない言葉ですよね?一般に
知られているのは、血液型の赤血球タイプで、ご存知のようにABO 式があり
ます。
ですが、白血球タイプは「HLA」と呼ばれています。この「HLA」は、4 つし
かない血液型よりも、ずっと種類が多くあることで知られています。
例えば、臓器移植の場合など、血液型が一緒でも、適応しないケースがあり

ますが、これが「HLA」のタイプ違いです。移植される側と臓器を提供する
側の「HLA」が適合するかどうか、これは、重要なマーカーなのです。
臓器移植でも、適応するかどうかの判定に使われるように、この「HLA」は、
病気ととても密接な関係がある白血球タイプなのです。
実は、リウマチの中でも、関節リウマチの患者さんで見てみると70 パーセ
ントの人が、「HLAーDR4」が陽性になっています。通常の方も陽性率は、お
よそ30 パーセントだそうです。と言うことは、HLA?DR4 が陽性と出る方に
ついては、関節リウマチになってしまう可能性が、陰性の方より5 倍にもな
るという計算です。
また、関節リウマチだけでなく、他の病気であても、重症になりやすいタイ
プだと言われています。ということで、この白血球タイプで、自分が関節リ
ウマチになりやすいか、どうか、わかりますね。
そうは言ってみても、ここまで検査している人も少ないでしょう。このよう
な判別は、やはり移植手術の事前検査などや、血液を精密検査してわかるこ
とですから、一般の方は自分の白血球タイプも知らないと思います。
また、リウマチのリスク因子に遺伝は関係しているのかという点ですが、昔

から言われていることは、関節リウマチの患者ですと、血縁者にも同じく発
症していることが知られています。
三親等以内ですと、関節リウマチが発症するケースで、事例で20 パーセン
トという数字が出ています。ですから、この数字が遺伝と関係するのか、し
ないのかは微妙なところですが、確かに家族でリウマチを発症している方も
いらっしゃいますし、特定はできませんが無視は出来ないと思います。
そうかと言って、親がリウマチだと、子供もリウマチになるのか、そうは断
言できない数字ですよね。何事も原因がわかれば、防ぎようがあるのですが、
リウマチだけは、「あれをしなければいい」、とか、「これをしたほうがいい」、
ということがわかっていないことが残念ですよね。